わたしの大好きな作家の個展が銀座で開かれています。

その作家とはロベール・クートラス(フランス1930~1985)。美術の教科書には登場しない孤高の画家です。
若い頃からその才能を認められ、大手画廊とも契約を結んだのですが、売るための絵を描くのがいやで、すべての契約を破棄し、自分が本当に描きたい絵だけを、生涯黙々と描き続けました。知る人ぞ知るの画家です。
カード状の油彩作品「カルト」は6,000点にも上るとの事です。

今回の個展ではカルトのほか、小さなテラコッタの作品(台座は現代作家が製作)、そして素朴なグアッシュ(不透明水彩絵具)の作品もありました。

彼は描いたり作ったりした作品を、いつも身の回りに置いていたそうです。作品たちを眺めていると、小品達に囲まれてコツコツと製作する作家の姿が浮かびます。
一枚のカルトのなかには、作家の魂が込められていて、見飽きることがありません。ここまでわたしを魅了するクートラス。
あなたも、この空間に立ってみたらきっと何かが起きるかも......☆
ロベール・クートラス展
9月19日(土)まで。
ギャラリー無境
東京都中央区銀座1-6-17
アネックス福神ビル5F
tel.
03-3564-0256
http://www.mukyo.com(PCサイト)