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見続けることだけは、やめたい!
今、おそらく想像以上に多くの人が同じことに悩んでいるはずです。既婚・未婚を問わず。しかし、10数年前までは起こりえなかった問題。少なくとも、私自身が若い頃はケータイがまだなく、不便な代わりにこういう悩みがない分だけラクでした。でももう、そこへは戻れない。“彼の素行”が手を伸ばせばすぐのぞける時代なのだから、ガマンをしましょうという方が酷なのかもしれません。
でも今、この問題、もう少し整理する必要があるのかも。たとえば、未婚の場合。彼に怪しげな部分がいっぱいあるのなら、これはきっちりとケータイを見て、何度も見て、彼の本性をばっちりと見て、早いところ別れて次に行った方が得策だと思うのです。
しかし既婚の場合、そう簡単には済まされない。まず別れたくないのなら、また今は別れられない事情があるのなら、やっぱり見ない努力をするべきでしょう。自分のために。しかし、別れたいと思っているなら話は別。一刻も早くそのきっかけをケータイから探したい。さらに五分五分で迷っているのなら、神様とこう約束する。たった1回だけ、もう二度と見ませんから、一度だけ見せてください、真実を。その“1回”に賭け、何も疑わしいものがなければ、もう二度と見ずに結婚生活を続け、もし浮気していたら、相手にそれを告げて話し合う……。いずれにしても、ずっと見続けるのが、いちばんいけないのです。見ることが習慣になってしまうほど、辛いことはありません。見始めると毎日見たくなる。一日中そのことが頭から離れない、そんな毎日、最悪です。だから1回だけ。白と出ても黒と出てもたった1回。
重ねて言えば、別れたくないのなら、もう見ない。見てもいいことは何一つないと思うから。ちなみに、見ても浮気を阻止することはできません。男は、じゃあどうしたらバレないか、としか考えない。むしろケータイを見る妻から、もっと気持ちが離れるかもしれないのですから。
いやいや、それでも見たくなる、というのが女心。ケータイを見たい気持ちは禁煙と同じで、やっぱりそう簡単には止められない。ならば!「見たけど、あなたを許します」と言うこと。ちょっとした“賭け”ですが。相手を責めても絶対によい結果は生まれないけれど、“許す”と言われたら男は改心するのかも。本当に賭けだけれど。
ともかく、そんなこんなでなかなかすっきりした答えは見つかりませんが、ともかく今は整理すること。自分のケースはどうなのか。やみくもに見続けることだけはやめたいから!
女性誌編集者を経て美容ジャーナリストに。多数の連載エッセイを持つ他、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など著書多数。
MISS本誌では「齋藤薫の私的人生論」を連載中。