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齋藤薫の人生相談 恋愛、仕事、家族、人間関係……etc 多忙で悩み多きMISS世代。そんなあなたの人生の悩みに、美容ジャーナリストの齋藤薫さんがお答えします。

第2回

ものすごく干渉してくる会社の先輩(お局さま的な)の存在がつらいです。

しかも、こちらからネガティブな話題を引き出そうとするので話していると気がめいります。私は職場環境に満足しているのに、他人の幸せが許せないタイプのようで・・・。(31歳・会社員)

不公平を乗りこえた時、さらにもうワンランク上の存在に

仕事場での人間関係にまつわる問題は、たぶん人生の3大悩みに入るほど、大なり小なり誰もが抱えこむもの。そして毎日毎日のことだけに、日々悩みはふくらむ一方で、どうにも抱きれないものになっているはずです。
 ましてや相手が上司や先輩だと深刻さを増していく。けれども、考えてみればそれも当然、会社は関わりをもつ人間を選べない唯一の場所です。学生時代は気の合う仲間とだけ関わっていけばよかったけれど、社会に一歩出たらもう人を選べない。嫌いな人と机を並べなきゃいけないかもしれないし、まったく相性の悪い人と、家族よりも長く顔をつき合わせなければならないかもしれない。だからむしろ、うまく行かなくて当然なのです。
 しかし、人間関係に悩むのは、いつも常識的でバランスのとれた全うな人のほう。非常識で明らかに間違っている人間のほうは平然としている……まったく理不尽ですが、そういう不公平を乗りこえた時、分別のある人はさらにもうワンランク上の存在となり、社会人としても一個の人間としても相手ともっと差がついてしまうという現実に、目を向けてください。 “その先輩は他人の幸せが許せないから、ネガティブな話題に同僚を引きこもうとするのだ”と、この人には相手をそっくり分析できています。分別があり、モノ事がよく見えている人だから。もうここで勝負はついてしまっているのです。
 そこで結論。今必要なのは、相手と同じ次元に下りていかないこと。形あるもめ事は起こさぬよう適当に受け流しておくこと。人の悪口や不平不満に引きこまれないよう、ますます冷静に相手を分析すること。すべてに負の感情しかもてない人。だから気の毒な人……と。
 しかも、会社の人間関係はいつまでも続くわけではありません。周囲の顔ぶれが変わるだけで状況も変わってくるし、その先輩との関わりなど、人生レベルから見たらほんの一瞬の出来事。目をつぶってやりすごせば終わってしまうような……。確かに毎日毎日となれば気も滅入るでしょうが、これだけは忘れないで。あなたは相手より優位に立ってること。そのワナに引っかからず、自分のスタンスを守るたびに、あなたは徳をつみ、高みにあがっていくことになるのですから。

profile

齋藤 薫/美容ジャーナリスト

女性誌編集者を経て美容ジャーナリストに。多数の連載エッセイを持つ他、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など著書多数。
MISS本誌では「齋藤薫の私的人生論」を連載中。

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